栃尾には、火伏せの神様「秋葉三尺坊大権現(秋葉神社)」があります。
秋葉神社は火伏せの神様として、全国に多くの神社や末社をもつ
秋葉三尺坊威徳大権現を祀った神社で、江戸の中期頃に隆盛を極めていて
栃尾近郊はもとより、はるか佐渡や上州、会津などからも絶えず参詣する信者が訪れました。
その際に「何か特別なお土産」をと考えられたのが、栃尾揚げの始まりという説があります。
またほかにも江戸中期頃、栃尾には越後の三大馬市に数えられる馬市が開かれていました。
その際、お百姓さんと商人の間で商売が成立し、
酒を酌み交わす際の酒の肴として考案されたという説もあります。
「手づかみで豪快に食べられるように」
ということのが栃尾揚げの大きさの由来ともされています。
全国的に有名になったのは最近ですが、その歴史は古く、長い時間の中で受け継がれ
守り抜かれてきた栃尾揚げを是非ご賞味ください。
 
大豆の出来もその年、その時期によって異なるもの。
その出来によって油揚げの味は大きく変化します。
いつ食べても変わらぬ佐藤豆腐店の味を味わっていただくために
店主自らが厳選した3種類の大豆を独自の配合でブレンドし
その日の気温・水温などその時の状況を見極め
水入れの時間を微調整することにより
味にブレがない佐藤豆腐店の油揚げを作り出しています。
 
守門岳の麓に位置する町「栃尾」。
豊かな自然に囲まれた栃尾には全国名水百選に選ばれた
杜々の森の湧水、城山金銘水、守門名水、薬師清水
といった数多くの名水があります。
綺麗で清らかな良質な水を大豆に染み込ませることで
佐藤豆腐店の油揚げが生まれます。
 
佐藤豆腐店 100年続く当店独自のこだわり製法「やわらかしぼり製法」
通常の栃尾油揚げで使われるよりも多くの大豆を使用して作った高濃度の生呉(なまご)を加熱してから、
しぼり過ぎない弱い力で、生呉をやさしくしぼります。
そうすることでおいしい成分だけの豆乳ができます。
しっかりしぼることで多くの豆乳を得ることができ、多くの枚数の油揚げが作れるため、生産コストの為には良いことですが、
そのかわり大豆の雑味や苦味までしぼれてしまい、その結果大味な油揚げが出来てしまいます。
最近、世間では今の栃尾揚げの味が昔と違うという声を耳にします。
このような効率の良い生産に変えている代償は、味の変化という結果をもたらします。
当店は生産コストよりも、おいしさを追求した結果、昔から当店に伝わる「やわらかしぼり製法」にこだわります。
そのため当店のおからは絞ると、まだ豆乳が搾れます。
ぜひこの「やわらかしぼり製法」で作った当店の栃尾油揚げを味わっていただきたいです。
 
佐藤豆腐店では精撰 菜種油を使用。
菜種油は天ぷらなどでもよく使われていることでわかるように
素材の味・風味を損なうことがなく素材の味を最大限に活かしてくれます。
油揚げも菜種油で揚げることにより
油揚げ本来の味と風味を保ち、香り豊かで色も綺麗に揚がります。
 
全国的に有名になりつつある栃尾の油揚げ。
その魅力は何をとってもまずはその大きさ。
そして佐藤豆腐店の油揚げは数ある栃尾の油揚げ屋の中でも1,2を争う厚さ。
その厚さ故に定期的に裏返す、機械揚げで揚げることは不可能で
すべて職人の手による手揚げでなければ揚げることができません。
その瞬間瞬間の揚がり具合を見極め、一枚一枚手作業で返し
低温と高温の油で二度揚げすることにより
佐藤豆腐店の油揚げは極厚でふっくら仕上がります。
 
栃尾の油揚げを食べたことのある人ならお気づきのことと思います。
油揚げに開いた穴。
これは栃尾揚げの特長の一つで、揚がった油揚げを油抜きする際に
長い串を油揚げにどんどん刺していきます。
串刺しにした油揚げをぶら下げた状態で油をしっかり切ります。
これにより栃尾の油揚げは油抜きが不要。
油抜きは油揚げの旨味を多少奪ってしまいますので
油抜きをしなくても食べられる栃尾揚げは
油揚げ本来の味をしっかり味わっていただけます。